【動画】米ドル建て債券市場動向 週次:2026年5月第4週版
本動画では、2026年5月15日から5月22日までの米国債券市場動向の状況を示すことを目的とする。(起債額と取引額は2026年5月18日から5月22日まで)
- 5月13日に米議会上院で可決され、22日に就任宣誓式を行った連邦準備理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ新議長の就任もあり、米国債のイールドカーブは上昇トレンドを止め、短期がわずかに上昇、長期がわずかに低下という小動きを示した。
- パウエル前議長に対する批判を繰り返してきたトランプ大統領だが、ウォーシュ氏に対して「成長はインフレを意味するものではない」との発言も。パウエル氏の理事としての留任と、ミラン理事の退任により、FOMCで利下げを先導するのは困難な状況。
- ウォーシュ氏の方針のうち、(i).利下げは上記の通り6月より先送りしやすくなり、同じく(ii).FEDのバランスシート縮小もさらなる金利上昇を生むため難しい。一方で、(iii).四半期経済予測などのフォワードガイダンス情報の発信をやめたい意向である点などについては、市場との対話の観点から市場の懸念が続く状況。
米国国債市場
- 直近(5月22日)の10年国債利回りは4.56%と前週比で-0.036%の低下、4週比(4月24日)では+0.257%の上昇。
- 2年利回りは+0.052%上昇したが、20年国債は-0.059%低下と、イールドカーブの傾きはなだらかに(フラット化)。
米国社債市場
- 10年債スプレッドは、投資適格・投機級ともわずかにタイト化した。
- ドル建て社債を年限別に見ると、相対的にスプレッド(超過利回り)が広めに動いたのは、投資適格債では5年債、投機級債では10年債。
米ドル建て債券起債動向
- 優先債で起債額の特に大きかった案件はヘルスケアセクターのイーライリリーの90億ドルの起債。2番目は、政府セクターの国際復興開発銀行の61.2億ドル。3番目は、金融セクターのウェルズ・ファーゴとヘルスケアセクターのメルクの60億ドル。
- 劣後債で起債額の特に大きかった案件はHSBCホールディングスによる15億ドル。2番目は、USバンコープによる12.5億ドル。3番目は、サザン・カンパニー・ガス・キャピタルによる5億ドル。
米ドル建て社債取引動向
- 事業会社のうち投資適格債で取引額が最も多かったのはメタ・プラットフォームズで、ベライゾン・コミュニケーションズ、アマゾン・ドット・コムがそれに続いた。
調査レポート
【レポート】米ドル建て債券市場動向 週次 2026年5月15日から5月22日まで