【レポート】米ドル建て債券市場動向|米国債利回り・社債スプレッドを専門家の視点で読む【2026年7月第2週】
ここでは米ドル建て債券相場の動きと、より詳細な債券の取引状況についてデータを示し、専門家が分かりやすく解説します(無料レポートあり)。 日米の経済成長力格差に起因した円安や国内インフレに、富裕層や50代・60代が対抗し、将来の生活を長く支えるには、より高成長な経済の通貨の債券などに分散投資し、元本を維持しつつ、安定した収入を確保していくのも重要です。 本レポートでは、2026年7月3日から7月10日までの米国債券市場動向の状況を示すことを目的とする。(起債額と取引額は2026年7月6日から7月10日まで)
- ホルムズ海峡での軍事衝突のさらなる悪化に伴い、原油価格も上昇。アメリカを含むグローバルなインフレ懸念は解消せず。結果、米国債についても米中央銀行の利上げ可能性などへの懸念から、利回りが全体的に上昇。
- 社債市場では、AIバブル懸念などから投資適格債のスプレッドは若干ワイド化、一方、 エネルギー供給制約を受けにくいアメリカ経済を背景に投機級社債のスプレッドは縮小。
- 起債市場でもっとも注目されたのは、「アマゾン・ドット・コム」の250億ドルの起債。その他、「三井住友フィナンシャルグループ」や「フランス相互信用連合銀行」が32.5億ドルのTLAC債の起債。
- 流通市場では250億ドルの大型起債を行ったアマゾン債の取引が突出して多く、次いで先月各250億ドルの大型起債を行ったスペースX、エヌビディアが続いた。
米国国債市場
- 直近(7月10日)の10年国債利回りは4.56%と前週比で+0.078%の上昇、4週比(6月12日)では+0.082%の上昇。
- 2年国債利回りは+0.071%上昇したが、20年国債は+0.082%上昇と、イールドカーブの傾きは変わらず(パラレルシフト)。
米国社債市場
- 10年債スプレッドは、投資適格でややワイド化、投機級では逆にタイト化した。
- ドル建て社債を年限別に見ると、相対的にスプレッド(超過利回り)が広めに動いたのは、投資適格債では5年債、投機級債では2年債。
米ドル建て債券起債動向
- 優先債で起債額の特に大きかった案件は一般消費財セクターのアマゾン・ドット・コムの250億ドルの起債。2番目は、テクノロジーセクターのAccenture Capital Incの50億ドル。3番目は、金融セクターの三井住友フィナンシャルグループとフランス相互信用連合銀行の32.5億ドル。
- 劣後債で起債額の特に大きかった案件はマシュレクバンクによる5億ドル。2番目は、IVC Sukuk Ltdによる2.3億ドル。
米ドル建て社債取引動向
- 事業会社のうち投資適格債で取引額が最も多かったのはアマゾン・ドット・コムで、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ、エヌビディアがそれに続いた。
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