【動画】ソフトバンクグループの2026年3月期決算と同社株式の投資評価
本動画では、ソフトバンクグループの2026年3月期(FY2025)通期決算状況と、同社株式投資にあたっての投資評価上の着目点について確認する。
2026年3月期(FY2025)通期決算と投資資金の調達状況
- ソフトバンクGのFY2025通期の売上高は7.80兆円と前年比で+7.7%の増収、純利益が5.63兆円の黒字、株主帰属純利益は5.00兆円と前年の4.3倍。ただし、7.28兆円の投資利益の大半はOpenAIへの出資に係る当事者間の評価による投資利益6.73兆円(439億米ドル)。
ソフトバンクGの財務指標と財無規律の維持状況
- 同社の保有株式価値は2026/3末時点には48.3兆円に上昇。一方、NAVも40.1兆円まで14.4兆円の増加。LTVは期初の18.0%から17.0%まで低下。
- 2026/3末の単体ベースの手元流動性(ローン未使用枠を含む)は3.5兆円と若干増加。高水準を維持し、今後2年の社債償還額を大きく上回る。
- ただし、中長期の返済能力は、特に今後の金融市場環境(株式相場、負債調達環境)やOpenAIの収益化状況に大きく依存。
OpenAI投資の考え方
- OpenAIは、巨額の投資への方針として、「軽いバランスシート」、「自己所有よりパートナーシップ」を明示。Microsoft/Amazon/NVIDIAなどが、パートナー企業として、巨額のインフラ投資方針を示す。OpenAIの自己投資が目標通りの売上高を達成できなかった場合に生じ得る短期の信用・担保・資金流動性リスクは、OpenAIではなく出資者であるソフトバンクGに集中。
- 短期の視点では、OpenAIはIPOで750億ドル程度の資金を調達可能と考える。FY2026年中は、ソフトバンクGの株式・社債の両相場共にポジティブな影響を受けやすい、とみる。
- 中期の視点では、OpenAIを含む主要AI企業が本当に巨額の投資に見合う収益化を実現できるか不明な状況。ベースシナリオでは、2028年の営業黒字化、2030年の売上高1,800億ドルを想定するが、同業他社に成長性で劣後するリスク可能性も。
- より長期(7~10年)をかければ、最終的にはソフトバンクGが、OpenAI投資により投資資金を上回る回収を実現する可能性は高い。
ソフトバンクGの株式の投資評価
- ソフトバンクGの株式投資評価は、短期(2026年中)には機会あり、中期(2027~2028年)は低迷、長期(2030年以降にかけて)では再上昇により良好に転ずるとみる。
調査レポート
【レポート】ソフトバンクグループの2026年3月期決算と同社株式の投資評価