【動画】米ドル建て債券市場動向 週次:2026年6月第1週版
本動画では、2026年5月29日から6月5日までの米国債券市場動向の状況を示すことを目的とする。(起債額と取引額は2026年6月1日から6月5日まで)
- 堅調な雇用指標を受け来週のFOMCでの利下げ可能性が後退、現状維持がコンセンサスに。ただし、物価上昇とその長期化への警戒感もあり、米国債金利は全体的に上昇(特に短期金利が大きく反転上昇)。来週の日銀の政策決定会合では0.25%の利上げがコンセンサスとなっており、よほど強いフォワードガイダンス文言が確認されない限り、円高要因とはなりにくい状況。
- 米ドル建て社債は、イスラエルとイランの相互攻撃による、ホルムズ海峡封鎖の長期化懸念などにより、B格スプレッドのみワイド化。
- AI/IT系投資資金調達の新発社債は、一旦、落ち着いた状況。流通市場では、投資適格債券のうち「メタ・プラットフォームズ」債の取引量が最も多く、「オラクル」債、「アマゾン・ドット・コム」債がそれに続く形に。
米国国債市場
- 直近(6月5日)の10年国債利回りは4.53%と前週比で+0.095%の上昇、4週比(5月8日)では+0.176%の上昇。
- 2年国債利回りは+0.143%上昇したが、20年国債は+0.051%上昇と、イールドカーブの傾きはなだらかに(フラット化)。
米国社債市場
- 投資適格は短期のみが国債金利上昇へのマーク影響で、スプレッドがわずかにタイト化。ワイド化したのは、投機級のうちのB格のみ。
- ドル建て社債を年限別に見ると、相対的にスプレッド(超過利回り)が広めに動いたのは、投資適格債では10年債、投機級債では2年債。
米ドル建て債券起債動向
- 優先債で起債額の特に大きかった案件は金融セクターのゴールドマン・サックス・グループの50億ドルの起債。2番目は、金融セクターのゴールドマン・サックス・バンクUSAの40億ドル。3番目は、金融セクターのモントリオール銀行の27.5億ドル。
- 劣後債で起債額の特に大きかった案件はサンタンデール銀行による15億ドル。2番目は、UBSグループによる15億ドル。3番目は、プルデンシャル・ファイナンシャルによる7.5億ドル。