【動画】米ドル建て債券市場動向 週次:2026年5月第5週版
本動画では、2026年5月22日から5月29日までの米国債券市場動向の状況を示すことを目的とする。(起債額と取引額は2026年5月25日から5月29日まで)。(主に、国内の個人富裕層(主に50代・60代)が生活の安定化のために米ドル建て債の投資を検討する際の材料になればと考えております。)
- 前週は、株式相場の続伸や「根拠が充分ではない」地政学リスク緩和への期待を背景に、米国金利が全般的に低下した。
- 半導体関連株の急騰を受けてAI・デジタル化関連銘柄への再評価が広がり、オラクルやエコラボなどの社債スプレッドも縮小した。新発債や流通市場でもAI・半導体関連銘柄への資金流入が続いており、米ドル建て社債市場は同テーマへの投資を支える重要な役割を果たしている。
- FY2026は大型IPOなどを背景に良好な市場環境が続く可能性が高い一方、FY2027以降は投資回収の確実性が問われ、テクノロジー分野の周辺銘柄を中心にスプレッド拡大圧力が強まる可能性がある。
米国国債市場
- 直近(5月29日)の10年国債利回りは4.44%と前週比で-0.122%の低下、4週比(5月1日)では+0.066%の上昇。
- 2年利回りは-0.117%低下したが、20年国債は-0.108%低下と、イールドカーブの傾きは変わらず(パラレルシフト)。
米国社債市場
- 10年債スプレッドは、投資適格・投機級ともほぼ横ばいであった。
- ドル建て社債を年限別に見ると、相対的にスプレッド(超過利回り)が広めに動いたのは、投資適格債では2年債、投機級債では10年債。
米ドル建て債券起債動向
- 優先債で起債額の特に大きかった案件は、5月29日に発行した通信セクターの「Discovery Global Holdings Inc」の90.9億ドルおよび「ディスカバリー・コミュニケーションズ」の42.2億ドルの起債。2番目は、原材料セクターのエコラボの50億ドル。
- 劣後債で起債額の特に大きかった案件はノースウエスタン・ミューチュアル・ライフインシュアランスによる12.5億ドル。2番目は、ヤプ・クレディ銀行による5億ドル。
米ドル建て社債取引動向
- 事業会社のうち投資適格債で取引額が最も多かったのはメタ・プラットフォームズで、メルク、アマゾン・ドット・コムがそれに続いた。
- 投機級債ではセラニーズUSホールディングス債の取引額が多かった。
調査レポート
【レポート】米ドル建て債券市場動向 週次 2026年5月22日から5月29日まで