米ドル建て債券市場動向 週次:2026年4月第4週版
本動画では、2026年4月17日から4月24日までの米国債券市場動向の状況を示すことを目的とする。(起債額と取引額は2026年4月20日から4月24日まで)
- FOMCを前に、米国債券相場は非常に動意の薄い状況。
- 米国債金利は、停滞するホルムズ海峡情勢を受け、若干の反転上昇。米国社債のスプレッドはほぼ同水準で推移。
- 米国籍の個別投資適格社債で値動きが大きかった銘柄は、IT/ソフトウェア関連銘柄が中心。また外国籍企業では、通信セクターの値動きが中心に。先週の米ドル建て社債の起債額は、平均を上回る水準となった。2024年以降の月次発行額を見ると、今年はこれまでの各月で、いずれも過去3年の最大を記録している。金融債では、決算開けの大手米銀による大型起債により、起債市場と流通市場の双方でこれら銘柄の社債がアクティブに取引された。
米国国債市場
- 直近(4月24日)の10年国債利回りは4.30%と前週比で+0.053%の上昇、4週比(3月27日)では-0.127%の低下。
- 超長期金利は引き続き限定された変動に留まり、短期ゾーンの変化がより大きく市場のリスク選好を反映している状況。
米国社債市場
- 年限別に見ると、相対的にスプレッド(超過利回り)が想定的に幅広く動いたのは、投資適格債では2年債のタイト化、投機級債では10年債のワイド化。
米ドル建て債券起債動向
- 優先債で起債額の特に大きかった案件は金融セクターのJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーの100億ドルの起債。2番目は、金融セクターのバンク・オブ・アメリカの70億ドル。3番目は、金融セクターのゴールドマン・サックス・グループの65億ドル。
- 劣後債で起債額の特に大きかった案件はバンク・オブ・アメリカによる30億ドル。2番目は、チャールズ・シュワブによる15億ドル。3番目は、グルポ・ヌトレサによる12.5億ドル。
米ドル建て社債取引動向
- 最も債券の取引額が多かった金融機関債はJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、次いでモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカだった。
- 事業会社のうち投資適格債で取引額が最も多かったのはオラクルで、アマゾン・ドット・コム、AT&Tがそれに続いた。
- 投機級債ではNRGエナジー債の取引額が多かった。