【戦略#2】満期分散と入替え余地重視
金融知識・経験が高めの引退後の高齢者層(定期収入のない方)を想定しています。市場環境に合わせて、資金配分を柔軟に変更する余地を保つことも条件の一つです。金利・為替などによる時価変動リスクへの耐性を保ちつつ、定期収入を引き上げるため、特に満期の分散を重視して債券バスケットを保有します。この戦略で重視する観点は以下となります。
[重視する観点] 満期分散による金利・為替変動リスクへの耐性
1) 資金の引き出し可能性と、満期の分散;
- 満期を分散することで、金利変動に対する価格変動も分散
- 非常時の資金引き出し枠として、処分可能な債券を保有、
- 年限を分散することで、ロールダウン効果を得やすくなる。
2) 銘柄の定期的な入れ替え;
- 定期的な入れ替えにより、市場環境に合わせた資産分散の調整が可能。
- 信用リスクについては、
(a) 短期の債券は低格付債への投資で利回りの押上げが可能。
(b) 長期の債券は高格付債への投資で、長期安定保有を。(格下げ時には入れ替え可能)
3) 債券の長い残存の考え方;
- 金利水準が、確率的に上がりやすい時:一旦、全債券を短期化
- 金利水準が、変わらないか下がりやすい時:年限を分散して債券を保有
金利変動と残存期間

保有年数と格付/デフォルト率の関係


