米ドル建て債券市場動向 週次:2026年4月第1週版
本動画では、2026年3月27日から4月3日までの米国債券市場動向の状況を示すことを目的とする。(起債額と取引額は2026年3月30日から4月3日まで)
- トランプ大統領の攻撃期限延期に伴う停戦期待もあり、相場は一旦反転し回復。米国債のイールドカーブは、全年限で7~9bps低下。社債相場も、信用リスク懸念が後退し、全般にスプレッドがタイト化。プライベートクレジット・ファンド債も上昇。
- ただし、同期間にイラン側はアメリカの提案条件を拒否。
- トランプ大統領は4/7にさらに2週間の延期を宣言。原油価格は下落、株式・コモデティ相場は急騰。(期限後のトランプ大統領の言動で、市況が大きく変わる神経質な相場に。)
- ただし、エネルギー需給回復の遅れが市場に浸透する中、アメリカにおいてもインフレ懸念が浸透。利下げ期待は後退、むしろ状況によっては利上げの可能性も。
- 米国が長期にわたり、ホルムズ海峡の支配・管理権を維持することは困難。イラン-オマーンの主導権による新たなルールに、世界経済が引きずられる可能性。
- 安全通貨としての米ドル、その中での安定資産としての米ドル建て債への資金逃避が有効か。米株などは利益確定とキャッシュ・債券への資金シフトの好機か。
米国国債市場
- 直近(4月3日)の10年国債利回りは4.34%と前週比で-0.087%の低下、4週比(3月6日)では+0.202%の上昇。
- 2年利回りは-0.072%低下したが、20年国債は-0.077%低下と、イールドカーブの傾きは変わらず(パラレルシフト)。
米国社債市場
- 投資適格債では全年限で-5~-7bps程度のタイト化。投機級では-20~-32bps程度のタイト化を観測。前週までの信用リスク懸念が大きく後退した状況。
- ドル建て社債を年限別に見ると、相対的にスプレッド(超過利回り)が広めに動いたのは、投資適格債では2年債、投機級債では10年債。
米ドル建て債券起債動向
- 優先債で起債額の特に大きかった案件は原材料セクターのグレンコア・ファンディングの25億ドルの起債。2番目は、テクノロジーセクターの緯穎科技[ウィウィン]の20億ドル。3番目は、金融セクターの日本生命保険の18.5億ドル。
米ドル建て社債取引動向
- 事業会社のうち投資適格債で取引額が最も多かったのはアマゾン・ドット・コムで、セールスフォース、Honeywell Aerospace Incがそれに続いた。
調査レポート
米ドル建て債券市場動向 週次 2026年3月27日から4月3日まで