欧州株式市場動向 週次(2025年12月24日集計)
本レポートは、2025年12月24日現在までの欧州株式市場の動向を確認することを目的としている。
世界の株式相場動向と地域別差異
- 過去4週の投資パフォーマンスは、1位がユーロ圏の3.12%、2位が全世界(除く日本)の2.04%、3位が全世界の1.94%で、欧州株価は、相対的に高いパフォーマンスを示していた。
欧州銘柄別株価動向
- 2025年12月17日から12月24日までの1週間で値上がり率が大きかった銘柄は、OHB SE(+11.3%、通信機器)、THYSSENKRUPP NUCER(+10.0%、建設・土木)、ユミコア(+6.5%、各種金属・鉱業)などであった。また、4週比(2025年11月26日~12月24日)で値上がり率が大きかった銘柄は、プーマ(+35.4%、衣料・履物)、デリバリーヒーロー(+31.4%、インターネット・ソフトウェアサービス)、WACKER NEUSON SE(+30.4%、建設・農業機械)などであった。
- 2025年12月17日から12月24日までの1週間で値下がり率が大きかった銘柄は、UNIPER SE(-13.0%、電力)、ユーテルサットコミュニケーションズ(-12.4%、主要通信)、CUREVAC NV(-12.0%、バイオテクノロジー)などであった。また、4週比(2025年11月26日~12月24日)で値下がり率が大きかった銘柄は、ユーテルサットコミュニケーションズ(-25.8%、主要通信)、CUREVAC NV(-21.6%、バイオテクノロジー)、SCHOTT PHARMA AG(-20.3%、特殊医療)などであった。
欧州業種別株価動向
- 2025年12月18日から12月24日までの1週間で値上がり率が大きかった業種は、電子技術(+2.51%)と製造業(+2.22%)であった。また、4週比(2025年11月27日~12月24日)で値上がり率の大きかった業種は、小売業(+11.94%)と金融(+5.85%)であった。
- 2025年12月18日から12月24日までの1週間で値下がり率が大きかった業種は、非耐久消費財(-1.17%)と耐久消費財(-0.86%)であった。また、4週比(2025年11月27日~12月24日)で値下がり率の大きかった業種は、医療技術(-5.38%)とエネルギー資源(-1.70%)であった。
欧州国別株価動向
- 2025年12月18日から12月24日までの1週間で値上がり率が大きかった国は、フィンランド(+3.44%)とオーストリア(+1.97%)であった。また、4週比(2025年11月27日~12月24日)で値上がり率の大きかった国は、オーストリア(+8.83%)とスペイン(+8.11%)であった。
- 2025年12月18日から12月24日までの1週間で値下がり率が大きかった国は、ベルギー(-0.30%)とフランス(-0.17%)であった。また、4週比(2025年11月27日~12月24日)で値下がり率の大きかった国は、オランダ(-1.46%)とイギリス(-0.90%)であった。