今日は何の日(12/05):国際ボランティア・デイ
国際ボランティア・デイ(International Volunteer Day)
毎年12月5日は、国際連合(国連)が定めた「国際ボランティア・デー(International Volunteer Day)」です。この日は、ボランティア活動の貢献を称え、活動の推進を促す国際的な記念日です。
国際ボランティア・デーの歴史は、1985年に遡ります。国連総会において、ボランティア活動が社会や経済の開発に果たす重要な役割を認識し、その貢献を広く世界に知らせるために制定されました。正式名称は「経済・社会開発のための国際ボランティア・デー」といいます。
時代の変化とともに、ボランティア活動の役割は拡大しました。2001年の「国際ボランティア年」などを契機に、国連ボランティア計画(UNV)により、世界の平和と開発に貢献する活動として推進されています。現在では、貧困、教育、気候変動など、SDGsの課題解決を牽引する不可欠な力として世界中で認知されています。
ボランティア活動が盛んな国としては、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどが挙げられます。これらの国々では、社会参加の一環としてボランティア文化が深く根付いています。一方、日本では参加率は比較的に低いものの、災害時の助け合いにおける結束力は非常に強く、近年では多くの日本人が国連ボランティアとして、人道援助や開発分野に大きく貢献しています。
デジタル化が進み、既に場所や時間を問わない「オンライン・ボランティア」が定着しつつあり、その中で誰もが自分のスキルを活かして貢献できる「インクルーシブな活動」の拡大が期待されています。人類の進歩と幸福を支える新たなボランティア活動の波に、あなたも参加してみませんか。
