【レポート】ドル/円為替マクロ・ウィークリー(対象:2026年9月7日~9月14日】
本レポートでは、ドル/円為替市場の動きを中心にアップデートし、さらに最近の市場を動かす要因となることが多い米国のマクロ指標などに関する最新動向のアップデートを行う。また、各事象による潜在的な相場への影響について弊社の見解を示す。
今週のドル/円相場の振り返り(9月7日~直近)
- ドル円は週間で下落した。7日9:00の日銀公表値156.20~21円と、11日NY終値153.61円を比較すると、約2.60円、1.66%のドル安・円高であった。米利上げ期待がドルを支える一方、日銀の引き締め期待が円売りを抑える構図に。財務省版ツイストオペは効かず。
先物・オプション、介入などの需給動向
- 9月8日の建玉は、CME円先物の非商業部門・先物のみで、買い17万8,791枚、売り16万7,995枚、差し引き1万796枚の円買い越しとなった。
他の為替レートの動き
前週の米マクロ重要ポイント
① 8月CPIは前月比0.4%、PPIは0.4%上昇。エネルギーだけでなく、住居費や物流費にも価格圧力が残り、9月FOMCでの追加利上げリスクが高まった。
② 実質時給は前年比0.3%減。一方、失業保険申請は低水準で、米経済は「雇用は強いが購買力は弱い」というスタグフレーション寄りの構図にある。
③ 2026年度の累積財政赤字は約2兆ドル。純利払い費は1兆520億ドルまで増え、長期金利・国債供給への構造的な上昇圧力が続く。
④ IEEPA関税の還付額は約1,100億ドルに達した。関税収入による財政改善効果は大幅に後退している。
今週以降の注目ポイント
Appendix. #1. 短期金融市場の動向、相場が織り込む金利、金利差、為替
- ドル短期市場は、FOMCにおける利上げを強く織り込み。円短期市場はまだ織り込まず。
- 米SOFRは、9/14で3.62%と、前週(09/04)の3.65%とほぼ変わらず、しかし米ドルOISスワップ1年物は、直近(2026/09/14)で4.3461(%)と、前週(09/04)の4.1140より+0.23%も上昇。日本円OISスワップ1年物は、09/14で1.5680(%)と、前週(09/07)の1.5713よりわずかに低下。ドル/円の金利差は縮小。
Appendix. #2.重要ポイントの詳細
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