【レポート】BBB-格への格付けでオラクルは投資適格最下限に
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本レポートでは、7月9日のS&Pによるオラクルの格下げの論点と背後の状況を確認し、同社社債に対する影響を考察。
オラクル格下げの背景
- 従来から強固な事業リスクプロファイルを持っていたオラクルだが、急ピッチなAI投資拡大が事業の頑健性希薄化させ、信用力を悪化させる懸念が高まり、格下げの主因に。
- オラクルのクラウド事業が急成長を牽引。ただし、その内訳は、(i)安定したSaaS分野のクラウド・アプリケーションズ事業、(ii)高成長だが投資負担の大きいIaaS分野のクラウド・インフラストラクチャー事業に分けられる。クラウド・インフラストラクチャー事業の急成長で、オラクルの信用力評価の前提となるビジネスも激変。
- オラクルは将来の投資(支出)を先行して約束するコミットメント残高が6,380億ドルにのぼる。
- 将来コミットメントは、現段階の決算指標には反映されない。このため、見た目は改善に見える自己資本比率も、この影響を加えると、改善とは言えない状況。さらに純有利子負債/EBITDA倍率も急速に上昇(悪化)している。
格下げを受けた、オラクル社債の考え方
- 企業顧客向けのAI関連売上が、業界の想定通りに急拡大しなかった場合、オラクルはアマゾン、マイクロソフトなどの同業他社資金力で劣後しやすいことが潜在リスク
- ただ、足元の業績は好調であり、短期的に業績や信用力が急落する可能性も限定的な状況。今後の注視は必要ではあるが、オラクル社債は、引き続き投資機会として有用とみる。
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具体的な商品例(外部サイト)
| 発行体名 通貨 優先/劣後 償還 永久債 | 利率 | 満期 |
|---|---|---|
| オラクル USD建優先満期一括債 | 2.875% | 2031/3/25 |
| オラクル USD建優先満期一括債 | 4.900% | 2033/2/6 |
| オラクル USD建優先満期一括債 | 5.550% | 2053/2/6 |
| オラクル USD建優先満期一括債 | 6.125% | 2065/8/3 |
外国債券の取引にかかるリスク
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また、外国債券(外貨建て債券)は為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じたり、債券を発行する組織(発行体)が所属する国や地域、取引がおこなわれる通貨を発行している国や地域の政治・経済・社会情勢に大きな影響を受けるおそれがあります。
外国債券の取引にかかる費用
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