欧州株式市場動向 週次(2025年12月10日集計)
本レポートは、2025年12月10日現在までの欧州株式市場の動向を確認することを目的としている。
世界の株式相場動向と地域別差異
- 過去4週の投資パフォーマンスは、1位が全世界(除く日本)の2.26%、2位がアメリカの2.25%、3位が全世界の2.02%で、欧州株価は、相対的に中程度のパフォーマンスを示していた。
欧州銘柄別株価動向
- 2025年12月3日から12月10日までの1週間で値上がり率が大きかった銘柄は、ALZCHEM GROUP AG(+24.7%、総合化学)、レンクグル-プ(+17.6%、航空宇宙・防衛)、ASMインターナショナル(+15.7%、産業機械)などであった。また、4週比(2025年11月11日~12月10日)で値上がり率が大きかった銘柄は、バイエル(+37.0%、医薬品総合)、ザルツギッター(+35.3%、スチール)、WACKER NEUSON SE(+33.8%、建設・農業機械)などであった。
- 2025年12月3日から12月10日までの1週間で値下がり率が大きかった銘柄は、OCI(-17.7%、農薬)、SCHOTT PHARMA AG(-16.7%、特殊医療)、HUGO BOSS AG(-9.9%、衣料・履物)などであった。また、4週比(2025年11月11日~12月10日)で値下がり率が大きかった銘柄は、ヘンゾルト(-22.1%、航空宇宙・防衛)、ヴィヴェンディ(-20.7%、メディアコングロマリット)、ユーテルサットコミュニケーションズ(-17.4%、主要通信)などであった。
欧州業種別株価動向
- 2025年12月4日から12月10日までの1週間で値上がり率が大きかった業種は、製造業(+3.21%)と金融(+2.07%)であった。また、4週比(2025年11月12日~12月10日)で値上がり率の大きかった業種は、非エネルギー資源(+6.74%)と小売業(+6.40%)であった。
- 2025年12月4日から12月10日までの1週間で値下がり率が大きかった業種は、医療技術(-2.89%)とエネルギー資源(-2.60%)であった。また、4週比(2025年11月12日~12月10日)で値下がり率の大きかった業種は、商業サービス(-5.90%)と技術サービス(-5.73%)であった。
欧州国別株価動向
- 2025年12月4日から12月10日までの1週間で値上がり率が大きかった国は、ルクセンブルク(+2.23%)とスイス(+2.20%)であった。また、4週比(2025年11月12日~12月10日)で値上がり率の大きかった国は、ルクセンブルク(+7.07%)とオーストリア(+5.85%)であった。
- 2025年12月4日から12月10日までの1週間で値下がり率が大きかった国は、イギリス(-1.13%)とオランダ(-0.98%)であった。また、4週比(2025年11月12日~12月10日)で値下がり率の大きかった国は、イギリス(-4.99%)とイタリア(-3.45%)であった。