【動画】米ドル建て債券市場動向|米国債利回り・社債スプレッドを専門家が解説【2026年6月第3週】
ここでは米ドル建て債券相場の動きと、より詳細な債券の取引状況についてデータを示し、専門家が分かりやすく解説します(無料動画あり)。 日米の経済成長力格差に起因した円安や国内インフレに、富裕層や50代・60代が対抗し、将来の生活を長く支えるには、より高成長な経済の通貨の債券などに分散投資し、元本を維持しつつ、安定した収入を確保していくのも重要です。本動画では、2026年6月12日から6月18日までの米国債券市場動向の状況を示すことを目的とする。(起債額と取引額は2026年6月14日から6月18日まで)
- FOMCでは、政策金利は現状維持。ただし、フォワードガイダンスの廃止など、ウォーシュ新議長のFOMC改革方針を反映。この結果、2年程度の短期ゾーンの米国債利回りだけが、新方針の下での不透明感からなるリスクプレミアムを織り込み上昇。
- 一方、物価上昇の中身を確認すると、エネルギー価格だけが4月のCPI総合を引き上げており、CPIコアは引き続き2.9%程度の上昇に留まった。となると、中東情勢が沈静化すれば、速やかにCPIの急騰も沈静化し、その後の利下げにもつながりうることから、超長期の金利は低下で反応し、イールドカーブはフラット化した。
- 社債では、流通市場のスプレッドは全体としては動かなかったが、AI投資関連ネームについては、さらなる起債に起因した需給面からの懸念により、スプレッドがワイド化するケースも。さらにエヌビディアの大型起債が、同種のセクター内での社債入れ替え取引の需給に影響した。
米国国債市場
- 直近(6月19日)の10年国債利回りは4.45%と前週比で-0.026%の低下、4週比(5月22日)では-0.105%の低下。
- FOMCでのフォワードガイダンス方針の変更は、最も短期の「2年国債利回り」を押し上げ影響。一方、より長期の年限では逆に利回りが低下。
米国社債市場
- 10年債スプレッドは、投資適格、投機級ともにわずかにワイド化。
- ドル建て社債を年限別に見ると、相対的にスプレッド(超過利回り)が広めに動いたのは、投資適格債では10年債、投機級債では10年債。
米ドル建て債券起債動向
- 優先債で起債額の特に大きかった案件はテクノロジーセクターのエヌビディアの250億ドルの起債。2番目は、金融セクターのシティバンクの62.5億ドル。3番目は、政府セクターの欧州投資銀行の40億ドル。
- 劣後債で起債額の特に大きかった案件はドミニオン・エナジーによる15億ドル。2番目は、ドバイ・イスラミック銀行による10億ドル。3番目は、DTEエナジーによる10億ドル。
米ドル建て社債取引動向
- 事業会社のうち投資適格債で取引額が最も多かったのはエヌビディアで、オラクル、メタ・プラットフォームズがそれに続いた。