【ショート動画】会社構造による国内電力債の信用スプレッドの違い
本動画では、会社構造によって生じる、国内電力債の信用スプレッドの違いを解説します。
国内電力会社の会社構造
国内の電力会社の会社構造は、東京電力とその他の電力会社で大きく異なる。東京電力は上部に持株会社を設け、その下に発電、送電、小売をそれぞれ独立した子会社として運営している。一方、九州電力や関西電力では、独立しているのは送電事業のみで、発電と小売は本体が直接管理している。
電力システム改革とリスクの分離
日本の電力システム改革は1995年に発電事業が自由化され、2000年から2016年には小売事業が自由化された。2020年には送配電網を他のリスクから分離する措置が実施された。これにより、経営リスクは主に小売や発電事業を行う法人に集中する構造になった。
国内電力会社が抱えるリスク
国内電力会社が抱える主要なリスクは二つある。一つは、コスト増加による利ざやの悪化リスクで、小売事業を行う法人がこのリスクを主に負う。もう一つは、原発事故による原子力損害賠償責任のリスクで、これは原子力発電所を保有する法人、具体的には東京電力ホールディングスや各電力会社の本体が負担することになる。
原子力損害賠償の仕組み
原発事故が起きた場合、原子力損害の賠償は現場支援機構が先行して支払い、その後、各電力会社が一般負担金(事前積立)と特別負担金(事後支払い)を納付する。ただし、この返済は柔軟なスケジュールで行えるため、実質的に国が電力会社の信用リスクを補完している状態になっている。
信用スプレッドへの影響
企業構造の違いは、国内電力会社の社債の信用スプレッドにも反映されている。スプレッドのタイトさ順に、一般電力会社のシニア債、東電グループ送電会社のシニア債、持株会社および発電会社のシニア債、最後に一般電力会社の劣後債となっている。
本サイトに掲載されている情報は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、特定の債券の購入、売却、保有を推奨するものではなく、将来の投資成果を示唆または保証するものではございません。
債券投資には価格変動のリスクを含む元本割れのリスクが存在します。投資判断は、利用者ご自身の判断と責任において行っていただくようお願いいたします。
本サイトに掲載された情報は、信頼できると判断した情報源に基づいておりますが、その正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。
本サイトの情報に基づいて行われた投資行動により生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いかねます。
本サイトに掲載されている文章、画像、データ等の著作物は、当社または正当な権利者に帰属します。無断転載・複製を禁じます。
Jトラストグローバル証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第35号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
具体的な商品例(外部サイト)
| 発行体名 通貨 優先/劣後 償還 永久債 | 利率 | 満期 |
|---|---|---|
| 東京電力パワーグリッド JPY建優先満期一括債 | 2.200% | 2038/10/13 |
外国債券の取引にかかるリスク
債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。
また、外国債券(外貨建て債券)は為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じたり、債券を発行する組織(発行体)が所属する国や地域、取引がおこなわれる通貨を発行している国や地域の政治・経済・社会情勢に大きな影響を受けるおそれがあります。
外国債券の取引にかかる費用
外国債券を、JTG証券との相対取引によって購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。
また、売買における売付け適用為替レートと買付け適用為替レートには差(スプレッド)があり、外国債券の起債通貨によって異なります。
Jトラストグローバル証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第35号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会