【ショート動画】2025年12月FOMC; 3回連続の利下げの影響
2025年12月のFOMCで3回連続の利下げを行ったことで生じうる、2026年以降の金融相場への影響について考える。
– 今回のFOMCにおける追加利下げは、雇用に配慮した「保険的」な政策との説明
– 逆に、2026年以降には、リスクバランス的に、インフレへの配慮が増しやすい判断ともいえる。
– 実際、ドットチャートを見ると2026年の利下げは1回のみとの想定となっており、5月のパウエル退任前に追加的な利下げが行われる可能性は相当に後退した。
– 株式や長期債などの市場において、資金需給面からの資産価格上昇を過度に期待することは難しい。2026年3月頃にかけて超長期金利は高止まりしやすく、イールドカーブはスティープ化しやすい。
– また、株式相場では巨額の投資資金を調達した企業などが名目的な利益成長を継続しやすい一方、低成長の産業では相場全体の押上効果が失われやすく、相場は資金調達能力により2極化した動きを示しやすい。