債券Q&A(III-9)|発行体の業態によりデフォルト率は変わるの?

ソブリン(政府部門)/金融機関/事業会社など発行体の業態が異なっても、格付や将来のデフォルト率の関係は同じなのでしょうか。
実際には、業態毎に同じ格付であっても将来のデフォルト率に差が生じるケースが存在します。例として、同ノッチ帯における部門ごとのデフォルト率を見てみましょう。

出所:Default, Transition, and Recovery: 2025 Annual Global Corporate Default And Rating Transition Study, 2026/3/24, S&P
投資適格において、ソブリンは他部門に比べてデフォルト率が高く、甘めの評価を受けていると見受けることもできます。ただしこれには、ソブリンは母数が少ないため少量のデフォルトでもデフォルト率が大きく見えてしまうといった理由も考えられます。(上左図、上右図)
また一方で投機級においては、同じ格付であってもソブリンや事業会社は同程度のデフォルト率であるのに対し、金融機関のデフォルト率は低くなっていることが確認されます。(下左図、下右図)