債券Q&A(I-1)|債券とは?

債券は、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
あらかじめ定めた条件に従って利子が支払われ、満期(償還日)には発行条件で定められた額面金額が償還されます。
個人投資家から見れば、国や大企業などの発行体にお金を貸す立場になる取引、という言い方もできます。

債券の発行条件として、下記のような項目が挙げられます。借金をする場合の契約書などと同様に、借り入れと返済の条件が定められています。
| 発行体名 | 債券を発行した発行体の正式名称 |
| 額面金額 | 利子の計算や満期時の償還額の基準となる金額 |
| 表面利率 (クーポン) | 額面金額に対して支払われる利子率 (クーポンレート) |
| 発行価格 | 債券が発行されるときの価格 (一般には額面に一致、異なる場合もある) |
| 発行日 | 債券が発行(借入)された日付 |
| 償還日 | 満期となり額面金額が償還(返済)される日付 |
| 利払日 | 利子が支払われるタイプの債券の、利子が支払われる日 |
| 弁済順位 | 発行体が破綻した場合などに、他の債権者との関係でどの順序で弁済を受けるかを示す順位 |
ここで、日本国内の投資家が、円建てで日本の発行体に投資する場合を考え、代表例として日本国債を取り上げてみます。
日本国債は、日本政府が円で発行する債券です。固定利付国債では、原則として半年ごとに利子が支払われ、満期に額面金額が償還されます。また、個人向け国債には「固定3年」「固定5年」「変動10年」があり、通常の市場で売買される国債とは中途換金の仕組みが異なります。日本国債は信用力が相対的に高く、流通市場も整備されていますが、「無リスク」ではありません。利回りだけでなく、満期、途中売却の可能性、資金を使う時期まで合わせて考えることが、債券投資の基本です。
注. 個人向け国債の商品構成は2026年7月時点