政策金利の「正常化」を意識したFOMCと、次期議長就任後の米ドル建て債券見通し
本レポートでは、2026年1月28日に終了したFOMCを参照しつつ、2026年6月の次期FRB議長就任を前に、今後の米国債券相場と為替相場についての弊社の見方を紹介する。
2026年1月のFOMC声明、議長記者会見で示されたメッセージ
- 1月のFOMCでは政策金利の目標レンジを3.5〜3.75%で据え置き
- 投票では反対者2名(ミラン理事、ウォラー理事=0.25%利下げを主張)
パウエル議長記者会見で示されたメッセージ
- 政策金利は、「中立金利の推計レンジの妥当な範囲」に入るところまで、正常化
→ 現在の水準を維持すれば、労働市場も安定化しやすく、インフレも再び2%へ向けて下向き基調を取り戻しやすい - 経済活動は堅調なペースで拡大。連邦政府の一時閉鎖からの再開で、今四半期には反動で押し上げ要因に。
- 労働市場は、緩やかな減速期を過ぎ、安定化しつつある。
- インフレ率は目標である2%に比べ「やや高い」水準。
弊社の金利想定と着目点
- 米国の堅調な雇用は、パウエル議長のもとで、これ以上の利下げに慎重な姿勢へと引き戻し。債券市場の関心は6月以降の次期FRB議長就任後の相場に移りつつある。
- 今後の米国債券相場を見る上での3つのポイント(“→”以下は弊社想定);
- どの時点からFRBの新体制を想定した相場形成に移行するのか
→ 6月のFOMCで利下げが行われる可能性は高いが、その後の継続利下げは難しい。 - パウエル氏は、議長退任後もFRB理事として留任するのか?
→ パウエル氏がさらに2年間、理事として現職に留まる場合、次期議長が緩和的な金融政策を急激に進めることは難しい。 - FRBのバランスシート圧縮(QT)は、どの程度の規模感で実施され得るのか?
→ QTを進めるにしても、実現ペースはそれほど急激なものとはなりにくい。
弊社による相場見通し
- 2026年6月に1回程度の利下げ(→3.50%)、次は2027年前半か。
- 米10年金利は、2026年中は4.15%程度を中心に推移。(25年金利は4.8~5.0%程度を維持)
- 米ドル/日本円レートは、2026年6月末に154.7円/ドル、2026年12月末に149.5円/ドルと、145~155円/ドルのボックス圏で推移か。
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