JTG証券の米国金利/為替相場見通し
以下では、JTG証券経済調査室による、米国金利・為替に関する相場見通しを示します。(2026/2/10更新)
[相場を考える前提条件]
- 米国の雇用の安定化を受け、1月のFOMCではパウエル議長はこれ以上の利下げに慎重な姿勢を示した。パウエル議長が在任の2026年5月までは、金融政策は変わりにくく、さらなる利下げも生じにくい。
- 一方、トランプ大統領が指名した次期FRB議長のウォーシュ氏は利下げとFRBの保有資産圧縮(QT)に積極的。ウォーシュ次期議長の着任後となる2026年6月のFOMCでは、利下げが行われやすい。
- 債券市場の関心は、パウエル議長の下での金融政策を前提とする相場から、次期FRB議長の金融政策を前提とする相場に、どの時点から移行していくのか、にある。
[今後の米国債券相場を見る上での3つのポイント]
1). どの時点からFRBの新体制を想定した相場形成に移行するのか
→ 6月のFOMCで利下げが行われる可能性は高いが、その後の継続利下げは難しい。
2). パウエル氏は、議長退任後もFRB理事として留任するのか?
→ パウエル氏がさらに2年間、理事として現職に留まる場合、次期議長が緩和的な金融政策を急激に進めることは難しい。
3). ウォーシュ氏着任後のFRBのバランスシート圧縮(QT)は、どの程度の規模感で実施され得るのか?
→ QTを進めるにしても、実現ペースはそれほど急激なものとはなりにくい。
[弊社による相場見通し];
- 2026年6月に1回程度の利下げ(→3.50%)、次は2027年前半か。
- 米10年金利は、2026年中は4.15%程度を中心に推移。(25年金利は4.8~5.0%程度を維持)
- 米ドル/日本円レートは、2026年6月末に154.7円/ドル、2026年12月末に149.5円/ドルと、145~155円/ドルのボックス圏で推移か。


(出所) Bloombergのデータを参照し、JTG証券で作成。中央値ベースの気配値であり、この値で実際に取引できる訳ではない点に注意。
より詳細なポイントについては、下記のリンクから見通しレポートをご参照ください。