米ドル建て債(米国債/社債等)の相場動向

ここでは米ドル建て債券相場の動きと、より詳細な債券の取引状況について詳細なデータを示し、専門家が分かりやすく解説します(無料レポート/無料動画あり)。
日米の経済成長力格差に起因した円安や国内インフレに、富裕層や50代・60代が対抗し、将来の生活を長く支えるには、より高成長な経済の通貨の債券などに分散投資し、元本を維持しつつ、安定した収入を確保していくも重要です。
米国国債の相場動向(イールドカーブの変化)
直近(06月11日)の10年国債利回りは4.39%と、3週間前比で-0.11%の低下、5週間前比で0.10%の上昇。
- 2年国債利回りは4.10%と、3週間前比で-0.05%の低下、5週間前比で0.20%の上昇。
- 5年国債利回りは4.21%と、3週間前比で-0.08%の低下、5週間前比で0.18%の上昇。
- 20年国債利回りは5.04%と、3週間前比で-0.11%の低下、5週間前比で0.04%の上昇。
イールドカーブはスティープ化。
(出所) Bloombergの個別債券価格を集計し、JTG証券でイールドカーブを再構成して集計し算出した値
米国社債の相場動向(利回り/スプレッドの変化)
信用スプレッドは、アメリカ国債と社債との利回り格差を指し、通常は%を100倍してbps(ベーシスポイント)単位で表示します。ここでの信用スプレッドは、発行体(企業など)とアメリカ政府との信用力の差を反映しています。
年限別に見ると、相対的にみてスプレッド(超過利回り)が広めに動いたのは、投資適格債では2年債、投機級債では2年債であった。
投資適格債では、AA格2年のスプレッドが+2.4bpsワイド化したのが、最もリスクを織り込む動き。逆にA格10年のスプレッドが-1.0bpsタイト化したのが、最もリスクを回避する動き。
(出所) BloombergデータからJTG証券で作成
米ドル建て社債の起債市場動向
先週の米ドル建て社債の起債額の水準は、引き続き平均を上回る水準であった。
- 優先債で起債額の特に大きかった案件は、6月8日に発行した金融セクターの「マスターカード」の50億ドルの起債。債券の本数は5本、年限は2〜10年。
- 2番目は、6月10日に発行した政府セクターの「米州開発銀行」の30億ドルの起債。債券の本数は1本、年限は5年。
米ドル建て新発シニア債の起債額ランキング
(出所) BloombergデータからJTG証券で作成
社債流通市場の動向
事業会社のうち、投資適格債券では「オラクル」が最も多く、「メタ・プラットフォームズ」、「アマゾン・ドット・コム」がそれに続く形となった。
最も債券の取引額が多かった金融機関は「シティバンク」で、「JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー」がそれに続く形となった。
[米ドル建て投資適格(IG)社債の取引額ランキング]
[米ドル建て金融シニア社債の取引額ランキング]
(出所) Bloomberg/TraceデータからJTG証券で作成、(注1) 表中の格付けはMoody’s / S&P

